お父さんインタビュー①

今回は、「お父さんインタビュー」として、お子さんを共同保育の場で育てているお父さんに焦点を当ててみたいと思います。

初回にお話を伺うのは、共同保育室で1歳のお子さんを育てている東京設計室ディレクターの林昭光さんです。

それではお話を伺って行きましょう!!


“日常的に子供を感じられることが幸せ”

○共同保育の場で、自分の子供が会社にいることをどのように思いましたか?

まず、「幸せ」だと感じるね。普通のお父さんは、仕事から帰っても子供の寝顔しか見ることができなくて、週末に面倒を見ることがほとんどなんじゃないかな。

でも、会社で共同保育をすることで昼間に10分、15分でも子供と接することができて、成長を見守れ、感じられる環境にいることがすごく幸せ。


○共同保育をしていることで、周囲のお父さんたちとどのような部分が違いましたか?

やっぱり、平日に子供の起きている顔を見れることが大きな違いかな。

友人に話を聞いたときに「俺なんか寝顔しか見ないよ!!」と言われることもあったね。


○周りの知り合いの方からはどのような反応をされましたか?

「羨ましい!」や「良い会社だね!」といった反応が多いかな。男の人より女の人の反応が良いね。

会社に来るメーカーさんからも「進んでますね!」とも言われる。

“多世代の中で遊んでいるから成長が早い”

○社内で共同保育をしてみて良いところと、ここは改善点したらいいと思うことを教えてください。

・良かった点

共同保育をしていることで、人見知りをしなかったり、しゃべるのが早かったりすると思う。「まね」をする対象性が広がるんじゃないかな?

娘は長女だけど、共同保育の場に来れば年の近いお姉ちゃんがいたり、小学生がいたりして「まね」をする相手がたくさんいる。家や同世代が集まる幼稚園とは違って、多世代の中で遊んだりするからお姉ちゃんが歌を歌っているのを見て歌えるようになったり、家では教えてない言葉が使えるようになったりすごく成長が早い。仕事をしている大人のこともよく見ていて電話の使い方やペンの持ち方も「まね」をしてできるようになった。会社にいるとなんでも学べるよね(笑)

全く知らない人に子供を預けるのは抵抗があるけど、知っているお母さんに15分見ていてもらえるってことが重要なんだと思う。こうやってお母さん同士がつながり支え合うことで安心感も生まれるし、仕事も成り立つんじゃないかな。


・改善点は?

改善点はないかな~(笑)しいて言うなら、子供が仕事中に席に来ることかな。作業が進まないこともあるけど、良い気分転換の時間だと思っているよ(笑)

今は女性社員や男性社員の奥さんの中で子供を産む方が増えているから共同保育が成り立っているけど、子供達が成長して共同保育の場に子どもがいなくなると会社で共同保育が成り立たなくなる。だから、継続して子供が入ってきてくれる必要があるかな。


○共同保育が家庭にもたらした影響を教えてください。(会社に子供を連れてくる前後でのお母さんの違いなど)

お母さんは、家にいるだけだと悩みを直接相談できる相手もいないからストレスがたまると思うけど、共同保育の場で自分と同じような悩みを抱えているお母さんと話をしたりすることで解消されているんじゃないかな?

たぶん今、共同保育の場で仕事をしていなかったらここまで元気じゃないと思う。

友人の中には、家で子育てをしていて育児ノイローゼになった人もいるしね。


“働く環境の中に子育ての場があることがすごく重要”

○最後に共同保育で重要な事を教えてください。

働く環境の中に子育ての場があることがすごく重要。遊びも仕事も分け隔てなく、人の期待に応えることが子どもたちの喜びに繋がっていると思う。

ありがとうございました。

あとがき

今回、林さんにお話を聞いていく中で会社での共同保育は、子どもたちにとって「まねる対象が広がり、成長を促していく環境」なのだと感じました。特に、多世代で関わり合うことは、普通の幼稚園のクラスとは違い対象性を広げるのだと思います。

また、お母さん達がお互いに支え合う環境を形成していくことが、共同保育ならできます。子供を預けながら仕事をすることで他の社員さんとのつながりができ、悩みなどを気軽に相談できる関係ができている。それにより、ストレスを溜め込むことなく元気に生活していけるのではないでしょうか。

会社で子育てしてみたら

働くと育てるを一緒にできたら、子どももママも会社もHAPPYになるはず! 会社で子育てに取り組む「共同保育」プロジェクトを紹介していきます produced by 類設計室

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