働くお母さん社員の時間の使い方
「会社で子育てしてみたら」では、これまで「共同保育」の日常を半年にわたって紹介してきました。
改めて、職場に「共同保育」の場を設けることで実際にお母さん社員の働き方がどのように変わったのか「共同保育だより」という形で振り返っていきたいと思います。
働くお母さん社員の時間の使い方
大人のペースと子どものペースをどう合わせるか
子育てしながら働くうえで、課題になってくるのが、「大人のペースと子どものペースをどう合わせるか。」ということです。
子どもはその時々の体調や機嫌で、ペースも大きく左右されます。
大人の狭い範囲でスケジュールを組み立てていると、子どものペースと合わずに、スケジュール通りいかなくなって、働くお母さん社員が悩んでしまうことがよくあります。
お母さんは、仕事も子育ても自分一人でやらなきゃ!という責任感が強いのです。
だからこそ、「共同保育」では「子育ても仕事も一人で取り組むのではなく、みんなで取り組む」ようになりました。
無理にペースを合わせるのではなく、合わない分のペースは、他の誰か(他のお母さん社員)が吸収し、助け合って取り組んでいます。
カレンダーでスケジュールを共有、協力し合うからこそ実現する
具体的には、共同保育室のカレンダーにお母さん社員や共同保育室を利用しているお母さんたちの予定を共有しています(授業参観で午後休みや、夕方○○連れて来ます等)
日々のスケジュールだけでなく、月単位で予定を共有することで○○が忙しそうだからフォローした方がよさそう等、事前に想定しておくことで柔軟な対応ができています
また、ある女性社員さんはお母さん社員が仕事ができるようにご飯の時間をずらしてとるなど、協力している様子がみられます。
3歳までは、みんなで子育てに取り組む
子どものペースも出来上がって予測しやすくなる3歳ぐらいまでの時期が特に「みんなで取り組む」ことが重要です。
「共同保育」をはじめてからの職場は、お母さん社員の意識はもちろん、女性社員や男性社員の意識も、お互いを助け合う方向に大きく変わってきています。
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